ぼぎわんが、来る（澤村伊智）

こんにちは！

 

本日紹介したいのは、澤村伊智さんの「ぼぎわんが、来る」です。

 

ぼぎわんが、来る 比嘉姉妹シリーズ (角川ホラー文庫)

 

まずは、この本のご紹介。

 

物語は、主人公である青年が、ある事情から「ぼぎわん」と呼ばれる特殊な存在と出会うことから始まります。ぼぎわんは、人々の心の中にある願いや感情を具現化する存在であり、それを通じて人々の心の葛藤や喜びを浮き彫りにします。

澤村伊智さんの独特な文体と緻密な描写により、読者は登場人物たちの内面に深く入り込み、彼らの葛藤や成長に共感することができます。また、現代社会の問題やテーマにも切り込んでおり、読者に考えさせる要素も含まれています。

「ぼぎわんが、来る」は、魅力的なキャラクターたちと緻密なストーリーテリングが魅力の作品です。読者は、ぼぎわんとの出会いを通じて、人間の複雑な感情や人間関係の奥深さを味わうことができるでしょう。心温まる物語と深いメッセージが織り成すこの作品は、多くの読者に感動と共鳴をもたらすことでしょう。

※「来る」というタイトルで映画化もされているようでした！

来る DVD通常版

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私の感想としては、育児とその価値観について、考えさせられる話でした。
「イクメン」という言葉が流行り、父親も家事や育児をする時代になりましたが、母親と父親の育児には異なるものがあると、改めて感じさせられた一冊でした。
よくメディアで目にするような、夫婦間での育児についての考え方の違い。
お互いが、自身の考える育児が当たり前の育児だという思い込み。
夫婦間の考え方の違いをすり合わせられなかったばかりに、夫婦間に隙間が生じ、それが溝となって悪いものが付け入る隙間となってしまうのだと。
誰のもとにも、ぼぎわんが来る可能性があるのだと。